生産者日記 - 島田水産さんのエントリ
暑い日がつずきます 安芸の一粒会のメンバーも この猛暑の中 海上での仕事で
もう くたくた です。
今回は くたくた なので 中間育成の写真だけで す。
熱射病にはきよ付けましょう。
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今年も カキ養殖でもっとも大事な 天然採苗が今週から始まりそうです。
この時期になると 宮島の浦の大黒神島まで交代で海水を採取
持ち帰った 海水を顕微鏡で確認し 牡蠣の幼生がどの位居るかとか見て
どこの漁場に 採苗連を投入するか決めます 昨日見た所 来週あたりから
付着してくれそうです
天気しだいですが
まだカキの生産は しょりますが終わるとすぐに 来シーズンの仕込み作業
ひまを見ては カキ線のつなぎ作業
18尺(約5.4m)と15尺(4.5m)を一本につなぎます。
筏に本垂下 約10メートルになります。 1本のままですと 頭上10メートルから
カキが落下してくるので 危険 その為に2本を1本につなぎます。
金曜日に幼生飼育水槽から 採苗水槽に 移した幼生約300万個 順調に稚貝になって
行きよります。
採苗水槽 毎日保存瓶2~3本の餌を
幼生から牡蠣になると 大量に餌を食います。
ネットに着いた 安芸の一粒 の稚貝。
今のところ 順調です。
みんなまじめに 話をしよるのに。 何を 見よるなら。
作業が終わって,みんなで何を話す?
けっこう,まじめ 10年前とは違い
もう 皆 りっぱな 1軒の大黒柱
「かき」の育て方とか どこの漁場が 良かった 悪かったとか
情報交換 の 場でもあり 技術を学ぶ場でもあります。
今日は 幼生飼育で 日ごろ使う道具
左から 温度計 採卵に使うピペット 日ごろの幼生 観測に使う ピペット
水槽の中を観察する ボロい懐中電灯 今年買った 少少高かった懐中電灯
ちょっと見えにくい 写真では白くなっているのが 浮遊している幼生
飼育水槽に 懐中電灯を照らし 毎日 朝晩 浮遊幼生を観察
観察して 「今どの位の 数の幼生がおるか とか どん位成長したか
餌 食うとるか 顕微鏡を 見んでも だいたい分かります」
そして朝の観察で 夕方の作業を (水変え等)決めます
顕微鏡 これは2001年に 人工採苗する時 お世話になった 大学の先生
に借りたもの ず~と 借りっぱなし
もう1台 あるが 高い(高額)の為えっと使わん
まだ 色々道具は ありますが ネタが無い時でも 書きます。
月曜は 幼生の回収で 遅うなったけぇ 割り込み挿していただきます。
鳥居の牡蠣 と 選抜した牡蠣から「卵」を取り出しています。
オス メス分けて みんなが分担して採卵中
約1名 変なサイト でお楽しみ中
翌 月曜日には卵から幼生に
回収した幼生 プランクトンネットにピンク色をした のが幼生
今回は約1500万個の幼生がいました。
餌を与え 2トン水槽で 本格飼育 開始
約2週で 牡蠣になります。 上手く行けば・・・・・?
そろそろ 穴に火が着いてきた 親 牡蠣の餌ずくり
今回は 母貝の飼育 そが~に神経質にならんでええ
海の水をそのまま 水槽に入れ 今 海にいるプランクトンを
増やしていきます。 農業用の肥料を適量入れ
2~3日 エア~を送れば50~100倍になります。
見た目 色が濃くなったら 母貝に与えます。
かき作業場の港には こが~な島があります。
「ええ景色」と みんなが言います。 が毎日見とるけぇ
ち~と前は 松もコケも ようけえ生えて えかったが
2,3年まえに崩れて 「はげ山」になった。
ワシらは 子供の頃から「二つ山」言いよったが おおのパンフレットには
「鼻ぐり島」と言うんといや。そのパンフレットによると
中央をくり抜いた様な洞穴がある事からその名の由来
またこの二つの島は 宮島へかけた橋台であったという伝説があります。
この二つ並んだ島の別名を「夫婦岩」と言い,大野には山にも海にも夫婦に
ちなんだ名勝地があるのも,微笑ましいものです。(廿日市観光協会 大野支部より)
写真より 実際は眺めがええけぇ 機会があれば見に来たって がんす。